フォトボル出力フォトカプラを知ろう

フォトボル出力フォトカプラは入力側には発光ダイオード、出力側には2つのフォトダイオードが直列に並んでいるなどの特徴を持ちます。出力側のフォトダイオードは同じ向きに接続が行われているのが特徴で、これを順方向と呼びます。ちなみに、出力側にMOSFETを内蔵しているタイプは光MOSFETと呼ぶフォトカプラで、MOSFETには寄生ダイオードがそれぞれのMOSFETに逆方向に接続が行われています。光MOSFETと比べるとフォトボル出力は簡易的な電子回路構成のイメージを持つ人も多いかと思われますが、フォトダイオードは発光ダイオードからの受光によりオンとオフを切り替える電子回路で、出力側に負荷を持つ回路を接続すると保護回路としての動作も可能です。

スペックについてはデータシートを参照するのがお勧めです

フォトカプラは半導体素子を開発、製造販売を行っているメーカーの商品名です。フォトボル出力の最大の特徴は、フォトカプラのフォトトランジスタの代わりにフォトダイオードを内蔵している点です。光を放つ側と光を受ける側があるのがフォトカプラの特徴ですが、フォトボル出力の場合はフォトダイオードが光を受ける側になります。メーカーの公式サイト内には半導体素子などのデータシートをダウンロードする事が出来るようになっており、動作電圧などについての情報はデータシートを通じて調べる事が出来ます。製品ラインナップを見た時に、内部に抵抗が内蔵しているタイプがあるのを知る事が出来ますが、この抵抗はシャント抵抗と呼ぶもので、ゲート容量放電用の抵抗になります。

フォトダイオードの仕組みについてご紹介

フォトボル出力フォトカプラのフォトダイオードは同じ向きに2つのダイオードが接続してあります。フォトダイオードは光を受ける事でアノードとカソードに向けて電流を流すのが特徴です。ちなみに、ダイオードには0.6Vの電圧降下があるのが特徴で、アノード側に印加した電圧が10Vの場合、カソード側で取り出す事が出来る電圧は9.4Vになります。フォトボル出力フォトカプラの中には出力側に制御回路を内蔵しているタイプもあります。制御回路を内蔵しているタイプの場合、放電抵抗を接続する必要がなくなるので外付け部品の節約や実装の手間を省けるなどのメリットがあります。さらに、制御回路によりスイッチングスピードを改善する効果にも繋がります。尚、出力側にMOSFETを接続する事でゲート駆動回路を作る事が出来ます。