フォトボル出力フォトカプラとは

電子回路に欠かせないのがスイッチです。それを光の力で行うのがフォトカプラです、入力側と出力側を完全に絶縁することができるためノイズの影響を最大限に低減することができます。また接点式のスイッチよりも高速で小さく回路を作ることが可能です。回路設計においてノイズがいろいろなところで悪影響を与えることは避けなければなりません。でも、どのような方法を使っても全くない状態にすることは不可能です。だから範囲を小さくすると言う考え方が重要です。絶縁して回路同士を繋がらない状態にすることで、片方で発生するノイズなどをもう片方に影響しないことが可能です。また、フォトボル出力も絶縁環境を広げるために使われる光起電力効果を利用した機能です。光によって発生した電力で二次側の制御を行います。

光と電気を切り替えるフォトカプラ

電気回路は電気の流れにとって様々な働きをします。何かの入力に対して出力を行うのが回路です。スイッチが入ると何らかの動作をするようなイメージです。一般的なスイッチのイメージでは押したり、倒したりすることでONとOFFを切り替えます。それを光の力で行うのがフォトカプラです。フォトカプラの中には発光ダイオードとフォトトランジスタがあります。発光ダイオードが光るとその光を受けたフォトトランジスタに電流が流れます。このように物理的な接点や電気的な繋がりがない状態で回路に流れる電流のONとOFFを切り替えることができます。電気的な繋がりがないことから発光ダイオード側の回路とフォトトランジスタ側の回路が完全に絶縁された状態になります。こうすることでノイズなどの影響を限定的にすることができます。

フォトボル出力フォトカプラとは

フォトボル出力フォトカプラは、光起電力効果を利用したフォトカプラです。光起電力効果とは物質に光が当たると起電力が発生する効果です。その原理を利用したのがフォトボル出力です。従来のフォトカプラは二次側、つまり光を受けるフォトトランジスタに外部電源が必要でした。フォトボル出力フォトカプラは受光側のフォトダイオードアレイが光を受けることで出力電圧を取り出すことができます。そのためMOSFETなどを動かすために二次側の電源を使うことなく駆動回路を構築することができます。一次側と二次側が完全に絶縁された状態になるため二次側のMOSFETで発生するノイズを一次側に影響するおそれがありません。フォトカプラは光を電源に変えるため反応速度の速さを求められているようなところには向きません。