せっかく注文住宅を建てるのであれば、できるだけおしゃれで個性的な家を作りたいと考える人は少なくありません。しかし、予算に余裕があるならともかく、大多数の人は限られた予算内でやりくりする必要があります。そうなると予算の配分が重要になってきます。
名古屋の場合、注文住宅は郊外に建てるというのも選択肢の一つです。愛知県の中でも名古屋市は地価が高く、特に名古屋駅周辺の中心部は、地価が高騰している傾向があります。郊外であれば、地域によっても異なりますが中心部に比べて比較的安価で土地を購入することができます。土地を安く手に入れることで、外観や内装に予算を回すことができ、理想とするおしゃれな家づくりに一歩近づくのではないでしょうか。
壁材にこだわっておしゃれな内装に
内装の中でも、特に壁材はこだわりたいポイントです。使う素材によって得られる利点をしっかりと把握しておきましょう。
一番安価でメジャーなのがクロスです。工期が短くて扱いやすく、デザインや柄も豊富なため、選ぶ対象によってはリーズナブルでおしゃれな壁に仕上がります。日本で古来から使われている塗り壁は、素材の質感を楽しめるのが利点ですが、メンテナンスしにくいという難点も抱えています。
木材の中でも無垢材を使用すると保湿に優れるうえ、見た目にも高級感を醸し出すことができます。無垢材よりも少し安価な合板でもいいでしょう。壁タイルだと耐久性が高くなり水回りに適していますが、ややコストが高くなるため、ピンポイントで使うなどの工夫が必要です。
失敗しないためのポイントとは
注文住宅を建てるにあたり、見た目をおしゃれにするのに気を取られすぎると、意外な落とし穴にはまることもあるため注意が必要です。よくある失敗としては収納不足があげられます。敷地面積はどうしても限られているため、居室スペースを広く取りすぎると収納スペースが足りなくなってしまいます。内装とのバランスを考えて最低限の収納スペースは確保するようにしましょう。
ほかには、コンセントの位置も意外と重要です。せっかく内装をおしゃれに仕上げても、コンセントの数が少なかったり位置が悪かったりすると台無しです。間取りを考える際に、テレビなど家電の配置をあらかじめ想定しておくことが大切です。特に、キッチンは電子レンジや冷蔵庫など家電が多い場所です。極力多めにコンセントを作っておくと後々便利になります。